小樽ブランド〜ナップランド〜


ナップランド
◆「ナップサック」「ランドセル」の造語。
小樽の小学生の7割が愛用する登校用カバン。
ランドセルよりも軽く内容量もある。

昭和45年頃に小学生の先生から、軽いランドセルができないかと相談を受け、小樽市内のカバン店の社長や先生たちが一緒に考えナップサックの軽さとランドセルの丈夫さを合わせたカバンを「ナップランド」として開発した。

なんで軽いランドセルが必要なのかと思った方も多いではないでしょうか??

それは、小樽の地形が大いに関係するんです。

「坂の街」とまで言われている小樽。
ほんとに坂ばかりです。
特に学校は、災害時の避難所としても使われているので、坂のさらに高台なんかに建っています。

小学生が、ランドセルに一日の授業分の教科書やらを詰め込んで、学校の坂を登るのは本当に大変なんですよ・・・。

PLニューマンの小学校も、坂の上にありました。
どのくらいの坂かと言うと・・・
「坂の上で早歩きをすると、坂を下りきるまでには全速力になってしまう」位の坂です(笑)
その坂を、毎朝登るわけですよ!!!

ナップランドが他では通用しないって事を知ったのは、札幌の専門学校行ってからだったかな??
全く通じませんでした。
その時に、調べてみたんです。
どうして知らないのか・・・。なんのために作られたのか。

理由がわかった時、ほんとに感動しましたね!
小樽ならではの、温かい先生・カバン屋さん。
この方たちがいたからこそ、私も何事もなく6年間小学校に通えたんですね〜♪

最近では、軽量ランドセルとして、他の都市でも使われるようになったそうなんですが・・・。
軽量で、リュック感覚で背負いやすい、丈夫で、なんせかんせ安い!!!

いい事だらけです。
しかも、昔よりずいぶん改良されて、色も種類豊富になったし(当時は赤と青)、形も恰好よくなったし。

う〜〜ん、小学生っていいなって本気で思っちゃいます(笑)

4月は入学したばっかりの、真新しいナップランドを背負った小学1年生をホテルの前でも目撃できます!!!かくれんぼしながら帰宅したり、今日なんか女の子1人に対して男の子6人の集団を見かけて、うらやましぃ〜って思っちゃった(笑)


今日の小樽の天気は、曇りのち雨です。風邪も強く肌寒いですねぇ。
本格的な春はいつになることやら・・・・。