小樽鰊(ニシン)御殿


「鰊漁。
小樽にとって、なくてはならない本当に大切な漁でした。」

・・・・って、かっこつけてゴメンナサイ(笑)PLニューマンです。
たまには、こんなドキュメンタリーっぽい始まりも素敵かな?って思って(;一_一)

でも、↑は嘘ではないのです。
江戸初期、幕府は蝦夷(北海道の古称)に注目し松前藩を置いた。しかし、蝦夷は未墾地で作物が取れない。そこで、アイヌ人との交易を進めながら、「漁業開拓と漁業の振興」を命じた。
その後、漁網や漁具類の発展により小樽の忍路・高島地区の漁獲高も飛躍的に高まった。
鰊漁には多くの労働力を要するため、網元は東北や北陸地方に求め、多くの漁夫が集められた。
彼らの宿舎を兼ねた網元の家は大型化し、その後「鰊御殿」と呼ばれるようになった。

でも、実はこの鰊御殿は明治30年西積丹古宇郡泊村に建てられたもの。
その後、小樽に寄贈され、昭和35年「北海道有形文化財鰊漁場建築」として本道の民家では初めて文化財に指定された。

当時、小樽はホントに鰊漁で活気だったそうです。今は札幌の方が都会とされているが、当時は札幌よりもうんと活気だらけの町だったようですよ!!(今は??)聞いた話ですが。

鰊漁はその後200年も続いたそうです。
鰊漁によって、保存しておかなきゃいけない分まで漁獲してしまい、一時ピンチに陥りましたが、今また「鰊が大漁」と言えるようになりました。
次世代に残す漁と言う方が、ほんとは大切なのかもしれませんね。

「小樽鰊御殿」
小樽市祝津3丁目228番地
(0134)22ー1038

開館時間 4月上旬〜11月下旬(期間中無休)
     午前9時〜午後5時(11月は午後4時まで)
入館料 大人              300円
    高校生             150円
    市内在住の高齢者(70歳以上)  150円
    中学生以下            無料

交通のご案内
          バス→JR小樽駅から中央バス「おたる水族館」行き
              終点下車(25分)徒歩5分
       海上観光船→小樽港台3号ふ頭基部
              観光船乗り場〜祝津港(25分)・徒歩10分

※すぐ近くに「おたる水族館」があるので、観光コースにはセットで入れるといいですよ♪